Negative Harmonyの解説的覚書

Negative Harmonyという主にジャズで用いられるらしい理論について、かのJacob Collier氏が解説している動画(しかも誰かが日本語訳している)を見つけて、ようやく理解できた。

(4:40あたりから解説してるコードはG7ではなくD7)

○Negative Harmonyって何?

つまるところNegative Harmonyは、ある調の主音に対する3度を軸に線対称な構成音にそれぞれ変換したコードを代理和音的に扱えるという主張らしい。
しかもそのコードは、5度圏においてその調から同じ距離にあるという。

最初に、Negative Harmonyの音の対応関係は下の画像のようになっている。
調はハ長調、赤線が軸で短三度と長三度の間にある。
この軸から線対称の位置にある音がそれぞれ対応関係にある。
(雑でごめんなさい)

この対応関係でコードを変換の例を挙げる。

ハ長調におけるD7はNegative HarmonyとしてB♭m6をもつという事になる。
(トライアド同士の対応で言えば、Dの対応はB♭m)

また、どのコードに対応しているかは5度圏の表を見ればわかる。

最初に書いたように、調の主音から同じだけ離れたところが対応している。(DとB♭、GとF等)
また、変換するときメジャーコード⇔マイナーコードになる(はず、全部は未確認)。
氏曰く、このNegative Harmonyはキーセンター(おそらくハ長調におけるcとg)に対する同じだけの重力を持っていて、
DとB♭mで言えば、f#はgに上がり、d♭はcに沈むような同じだけの力があるらしい。
また、左回りのコード(F、B♭,E♭の方)は暗く、右回りのコード(G、D、Aの方)は比較的明るく聴こえるという。

○Negative Harmonyの使い方

氏曰く、Negative Harmonyはツーファイブやドミナントモーションなどの機能性の保持よりも、感情的な部分を重視するらしい。
つまり、なんとなくで突っ込んだりしていいらしい(いいのか?)
とりあえずⅡ7-Ⅴ7-Ⅰを
Ⅶ♭m6-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅱ7-Ⅳm6-Ⅰ
Ⅶ♭m6-Ⅳm6-Ⅰにしたものを書き出してみた。

どれもなんとなく使えそうな感じではある。
劇的に雰囲気が変わるという感じではなく、何となく違う感じになる効果がありそう。
よほどメロディとぶつかってなければそのままツーファイブと入れ替えても大丈夫そうに思う。
申し訳程度のメロディをつけてみた。

ポップスにも使えそうかな?
Negative Harmony自体は他のコードにも適用できるし、いろいろ試してみると良さそう。
(氏の解説もそんな感じで締められている)

結局のところ、半音の動きが重力を生むという事が基盤になっているので、同主調変換とかその他諸々と組み合わせて使えそう。

以上、内容に関して何かあればコメント等つけていただけると幸いです。

Ms.